“You are what you eat”
食べるものから出来ている
少し前に、旦那さんがおうちでできる血液検査を受けました。
この結果を受けて、食生活を少し変えたのですが、そうしたら見事なまでに体重も体内脂肪も数値がすとーんと落ちました。これには本当にびっくり。こんなに変わるものなんだなぁ、と。
何よりも、気づくことが大事。
元々、健やかに暮らす、ということには気を付けていて、食べるものもなんとなくこだわったりもしていたのですが、今回の健康診断をきっかけに色々ともう一度見直してみようかなと思うようになりました。
何でも、気づいたときが、思いついたときが行動する時。
ニュースやTV番組などで「健康」のことはいつでも取り上げてられていて、見ない日はないくらいですが、改めてそれらを題材にした映画などを見てみるのもいいかもしれません。
食べることがとても好きで、食べ物に関する映画やドキュメンタリーもよく観るのですが、今回はその中でおすすめのものを3つ紹介したいと思います。
Contents
あまくない砂糖の話
人間は、1日に平均でスプーン40杯もの砂糖を摂取している。世の中には“ヘルシー”な食品があふれているのに??オーストラリアの俳優デイモン・ガモーは自らが被験者となり、無謀な実験に乗り出した!“健康”と言いつつ砂糖を大量に含む食品を60日間食べ続け、体や心がどのように変化していくのかを記録するという驚きの実験を描いたエンターテイメントムービー!
意外?でもよく考えれば納得
映画の中でも描かれているけれど、人は平均で1日スプーン40杯もの砂糖を摂取しているそう。お菓子ばっかり食べている人が対象ではなく、いわゆる健康に気を使った「健康食品」をメインに食べている人でも、です。
「えーそんなに?!」とびっくりしてしまいますが、でもよくよく考えてみたらそうかも。「甘い」と感じない料理でも、意外とお砂糖って必ずと言っていいほど入っているし、お菓子を沢山食べなくてもそれくらいの量になるのは不思議なことではないです。
映画の舞台は海外なので、比較すれば日本はまだましなのかもしれないけれど、スーパーに陳列されている大量のジュースやお菓子を見たら「絶対大丈夫」なんて言えないよなぁ。
絶対に使わない、ってことはなかなか出来ないけれど、でも、「ちょっとだけ」気をつけるだけでもかなり違うはず。
小さい子にもわかりやすい
いろいろとこういったドキュメンタリーを観てきたけれど、この「あまくない砂糖の話」は視覚的にとてもわかり易くてかつポップでとても観やすい映画でした。
どうしてもお説教的になりがちなテーマなんですが、押し付けられてる感はなく、体の仕組みのこと、どういった影響が出るか、インタビューなどがとても絶妙にミックスされていて、小学生が観てもわかりやすいんじゃないかな、と思います。
ひとつの「気付き」として、学校の授業で使ってほしい映画です。
Jamie’s School Dinners Series
イギリスの有名な料理家ジェイミーオリバーが、イギリス国内の学校給食を改善しようと様々な角度から奮闘するドキュメンタリー番組です。これ以降、イギリスだけでなくアメリカの学校給食改善のプログラムもスタートさせているのですが、そんなジェイミーが、TEDでスピーチをしています。
ジェイミーではなんとなくお決まりになってきた一年に食べる量の砂糖をどかーっと床にばらまくのはやっぱりインパクト大。彼の考えがぎゅっと凝縮されているので、時間のある方はぜひ。
当たり前が当たり前じゃない
ジェイミーを知ったのは、youtubeで食事関係のドキュメンタリームービーを色々と観ていたとき、たまたま関連動画で上がってきたのがきっかけでした。
素材本来の味を大事にしているジェイミーの考え方がなんだかいいなぁと思って、色々と彼の番組を観ていたのですが、この「Jamie’s School Dinners」シリーズを初めて観た時の衝撃は今でも忘れられないです。
日本で「給食」というと、しっかりと栄養バランスの考えられた食事というイメージで、子どものための食事だからそれが当たり前、くらいに思っていたのですが、どうやら海外ではそうでもないようで。
このシリーズに出てきた学校は、
- 給食は、食べたいものを選ぶシステム
- メニューはジャンクフードが大半
- 給食を食べたくない子はお菓子を買って代わりに食べている
などなど。これだけでも「え…」となるのに、こういった学校が国内に山程あるんだそう。。日本がどれだけ恵まれてるのか、痛感させられます。当たり前と思っていた環境ですが、当たり前じゃないんですよね。
Jamie Oliverの行動力
なんと言っても、特筆すべきはジェイミーの行動力。ただの有名料理家ではない、なんというか、ある意味本当の改革者だと思います。
もちろん、テレビの力はあるにせよ、そこに声を上げて、実際に行動を起こしていく彼はものすごい行動力を持った人です。だからみんなジェイミーに惹かれるんだろうなぁ。
私だって、もし自分の子どもがそんな給食環境にいたら一刻も早く連れ出したくなるけれど、何をどうすればいいのかわからない。でも、ジェイミーは「自分には影響力がある」ということを上手く利用して根本から解決しようとする。行動力だけでなく、頭の切れる人です。
彼は自身のお店も経営しているのでそれはそれは多忙な毎日だとは思うのですが、このままどんどん改革を続けてほしい。
The Magic Pill
良質な脂質の摂取を増やすことで、様々な病気を絶ち、健康を増進できる。賛否両論を呼ぶケトン食事療法に光を当て、医者、農家、シェフらの見解を紹介する。(From Netflix)
きちんと作る。きちんと食べる。
このドキュメンタリーでは、糖尿病や心臓、神経の疾患を抱えている人たちがケトン食事療法によって実際にその症状を改善させ、効果を感じるということを追っています。
「ケトン食」というのは、簡単に言えば「糖質を控えてその分脂質を摂る」という方法なのですが、このケトン食に変えるかどうかというよりも、「きちんと作る。きちんと食べる」ということが、何よりも大事だということを伝えているんじゃないかな。
簡単で美味しい加工食品が手軽に手に入る現在だけれど、ちょっとだけ手間をかけて、ちょっとだけ時間をかけて食べることを大事にする。それが、健やかでいることの一番の薬なんだと思います。
あとがき
“You are what you eat”
まさにその通り。人は、食べるもので出来ているんだなぁ、とこういった映画を見るとつくづく思います。
何も特別なことはしなくてもいい。ただ、本当に、ちょっとだけの手間と時間と意識をかけてあげるだけ。
面倒くさがりな私だけど、やっぱり健やかでいたいし、大事な人には健やかでいてほしいし、食べることが好きだから。おもてだけじゃなく、中から健やかでいられるように、毎日過ごしていきたいです。
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