数字は、目標を明確にしてくれる。
いろいろ種類がある簿記検定試験
「簿記って何するんだろう」
「よく聞くけど経理に関係あるってことくらいしかわからないなぁ」
商業学校に通った人や経理を担当している人でなければ、おそらく多くの人がそう感じている簿記検定。私もそう思っていたうちの一人。
でも、自分の将来を考えた時に「簿記って必要かも」と考え始めてから色々と調べてみたりしていくうちに、せっかくなら簿記検定を受験しようと思うに至ったわけなんですが、簿記検定とひとくちに言ってもたくさん種類があるようで。
簡単にですがまとめてみると、3つのポイントがありました。
- 簿記検定は「4つ」ある
- それぞれの検定で受験者の傾向がある
- 検定の認知度が各々違っていて、受験や就職に有利になるものが大体決まっている
もう少し詳しく表にまとめてみました。
いろいろある簿記検定の中でも、一番有名で、ネームバリューがあるのが日本商工会議所が実施している「日商簿記検定」のようです。
(それぞれの検定について、もっと詳しく知りたい、という方はHPをチェックしてくださいねー。)
日商簿記検定について
日商簿記検定、3級を取得すれば「お、資格簿記の基礎知識があるんだな」と就職活動の際に思ってもらえるし、1級にいたっては経理のスペシャリストである公認会計士や税理士の登竜門とされているみたいです。おー、利点が幅広い。
様々ある簿記検定の中でも、取得して一番使えるのがこの「日商簿記検定」じゃないでしょうか。
私も、とりあえずの目標として3級合格を目指して勉強することに。
そんな日商簿記検定について、私も詳しくなかったので、今回、概要や申込み方法などをまとめてみました。
1. 級は5種類
検定は、1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の全5種類です。
各級についてのまとめ
1級 | 公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門で、合格すると税理士試験の受験資格が得られる |
2級 | 企業の財務担当者に必須とされていて、財務諸表の数字から経営内容を把握できるレベル |
3級 | ビジネスパーソンに必須の基礎知識で、経理関連書類の処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できるレベル。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。 |
簿記初級 | 簿記初学者向けの入門レベルで、簿記の基本や企業の日常業務における実践的な簿記の知識を習得できる。学習の進捗にあわせて試験実施できるネット試験方式。 |
原価計算初級 | 原価計算を初めて学ぶ人に向けた入門レベル。原価計算の基本的な考え方や知識を理解・習得できる |
こうやって見ると、やはり3級か2級は取りたいところですね。
2. 試験実施は年3回
日商簿記検定は、2月、6月、11月の年3回実施されています。
(ただし、1級は6月と11月のみ実施です。)
3. 受験料について
各級で受験料が異なります。(すべて税込みです)
1級 7,710円
2級 4,630円
3級 2,800円
簿記初級 2,160円
原価計算初級 2,160円
4. 申込み方法
申込受付日時、申込受付方法は、試験日の約2か月前に受験希望地の商工会議所に問い合わせる必要があります。
ただ、おおまかな流れはだいたい同じなので、こちらを参考にしてください。
- 問い合わせをする
2ヶ月前になったら、受験希望地の商工会議所に問い合わせる(HPから検索できます) - 申込みをする
窓口/インターネット/コンビニ端末/電話/郵送 などで申込をする - 受験料を支払う
クレジット/コンビニ決済/Pay-easy/窓口 などで受験料を支払う - 受験票が送られてくる
申込が完了すると、申込書に記載した住所に受験票が送られてくる - 受験日まで勉強をがんばる!
あとは受験日まで勉強をがんばるのみ。
あとがき
私は完全に文系なので、算数や数学は本当に苦手。学生の頃、数学だけやたらとテストの点数が低かったです。
でも、大人になって自活するようになってから家計簿をつけ始めて、数字がそんなに嫌いじゃなくなりました。たぶん、家計簿で扱う数字が「実生活の数字」だから、身近なものに感じられるようになったおかげだと思います。
何をやるにもお金がついてまわるから、必然と数字も一緒についてくる。
自分の夢や将来を考える時、数字って目標を明確にしてくれるんですよね。「あれをするには○円必要だから、△円ずつ貯めていこう」なんていうふうに。だから、簿記を勉強して、より数字に強くなれたらいいなぁと思うんです。
意外と嫌いじゃないよ。数字。
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